高次脳機能障害・てんかん等その他の事例紹介

高次脳機能障害・てんかん等その他

【事例1】
年に4回位のてんかん発作で障害厚生年金3級を受給できたケース

相談の電話を頂いた時の状況

ご相談のお電話を頂いたのは40代半ばの男性からでした。話を聴いてみると、20年位前から急にてんかんの発作を起こすようになって、服薬しながら転職を繰り返している。1年前からはうつの症状も出てきて精神科も受診しているということでした。
インターネットで障害年金及び当センターを知り、ご連絡頂きました。

当センターによる見解

現在、服薬しながら短期の契約で何とか仕事は出来ていましたが、仕事中も足の方から匂いがしてきて、けいれんや発作を起こし、倒れることは継続している。3分位ボーっとして、何も聞こえなくなる発作も出ている。医師からは車の運転や危険な作業は控えてくださいと言われている。精神障害者保健福祉手帳の2級をもらっている。ということでしたので、障害厚生年金3級受給の可能性がある、しかもすぐに申請するべきだと伝え、当センターで支援することになりました。

受任してから申請までにやったこと

①初診日証明の取得

約20年前の初診時の医療機関から受診状況等証明書を書いて頂き、無事初診日を証明することができました。

②診断書作成サポート

事前にご本人の日常生活の状況を詳しくヒアリングし、レポートにまとめ、主治医に診断書を作成して頂く際に参考資料として考慮して頂くように依頼しました。発作の頻度やタイプ、日常生活の状況を特に詳しく書いて頂きました。苦労した甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載して頂くことができました。

③申立書の作成

発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけて、丁寧に伺いました。そして、ヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。

結果

認定等級:障害厚生年金3級 受給額:年金額約60万円

誠心誠意努力した結果、無事に障害厚生年金3級を認定され、年金額約60万円の受給となりました。

【事例2】
自分で申請したら不支給になったが、てんかんで障害厚生年金3級を受給できたケース

相談の電話を頂いた時の状況

ご相談のお電話を頂いたのは40代半ばの男性でした。話を聴いてみると23年位前からてんかんを患っていて、障害厚生年金3級は平成28年から受給していた。しかし、平成30年の更新時に等級不該当・支給停止の通知があり、非常に困っているとのご連絡でした。そして、インターネットで当センターを知り、「何とかできないでしょうか。助けてください。」とのご連絡でした。

当センターによる見解

現在、服薬しながら短期の契約で何とか仕事は出来ていましたが、仕事中も足の方から匂いがしてきて、けいれんや発作を起こし、倒れることは継続している。3分位ボーっとして、何も聞こえなくなる発作も出ている。医師からは車の運転や危険な作業は控えてくださいと言われている。精神障害者保健福祉手帳の1級をもらっている。という状態でしたので、支給再開の可能性があると判断し、すぐに障害給付受給権者支給停止事由消滅届を提出するべきだとすすめ支援の約束をしました。

受任してから申請までにやったこと

①診断書作成サポート

主治医は障害年金用の診断書作成にはあまり経験がなかったようで、てんかんの頻度や状態など記載のポイントをアドバイスさせて頂き、詳しく記載して頂くように依頼しました。その甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載して頂くことができました。

②申立書の作成

障害年金請求をしてから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけて、丁寧に伺いました。
そして、ご本人からしっかりヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等状況申立書」を詳細に作成しました。

結果

認定等級:障害厚生年金3級 受給額:年額約60万円

誠心誠意努力した結果、無事に障害厚生年金3級の認定を受け、年額約60万円を受給することができました。

【事例3】
福島県在住。くも膜下出血による高次脳機能障害で障害基礎年金2級を受給できたケース

相談の電話を頂いた時の状況

最初、ご相談のお電話を頂いたのは50代後半の男性の奥様からでした。話を聴いてみると、約30年前にくも膜下出血を発症し、記憶障害、 社会的行動障害等の高次脳機能障害が残った。 精神障害者保健福祉手帳はもらっていませんでしたが、インターネットで障害年金及び当センターを知り、ご連絡頂いたようでした。

当センターによる見解

日常生活状況は、意欲低下や他人と会うのが嫌で、通院時以外は外出できない。たまに草刈りしてもむらが多いし、家族からの指示や見守りが必要。洗髪はしないことが多い。洗濯機は使用できない。炊事、洗濯、買い物等家事は妻に任せっきりである。衝動的に多量の食事を摂取することがあるため、家族が見守り声掛けをしている。という状態でした。障害年金受給の可能性があることを伝え、支援することを約束し、すぐに申請するべきだとすすめました。

結果

認定等級:障害基礎年金2級 受給額:年額約78万円

奥様の協力を得て、誠心誠意努力した結果、無事に障害基礎年金2級を認定され、年額約78万円を受給することができました。

【事例4】
くも膜下出血による高次脳機能障害で障害厚生年金2級を受給できたケース

相談の電話を頂いた時の状況

最初、ご相談のお電話を頂いたのは60代前半の男性の奥様からでした。話を聴いてみると、約1年半前にくも膜下出血を発症し、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、 社会的行動障害等の高次脳機能障害が残った。 精神障害者保健福祉手帳はもらっていませんでしたが、病院に置かせて頂いていたパンフレットで障害年金及び当センターを知り、ご連絡頂いたようでした。

当センターによる見解

日常生活状況は、妻からの声掛けがないと洗面や着替えはできない。自分で服を選べず、妻に用意してもらっている。片付けやごみ拾いもできない。車の運転はできず、通院時は家族に送り迎えしてもらっている。読み書きや計算は苦手である。物をよくなくす。という状態でした。障害年金受給の可能性があることを伝え、支援することを約束し、すぐに申請するべきだとすすめました。

結果

認定等級:障害厚生年金2級 受給額:年額約156万円

奥様の協力を得て、誠心誠意努力した結果、無事に障害厚生年金2級を認定され、年額約156万円を受給することができました。

【事例5】
脳出血後の高次脳機能障害で障害厚生年金3級を受給できたケース

相談の電話を頂いた時の状況

最初、ご相談のお電話を頂いたのは40代前半の男性のお父様からでした。話を聴いてみると、約2年前に脳出血と脳梗塞を発症し、 注意障害、記憶障害等の高次脳機能障害が残った。 精神障害者保健福祉手帳の3級をもらった今年、某医療機関に置いてあった当センターのパンフレットで障害年金及び当センターを知り、ご連絡頂いたようでした。

当センターによる見解

症状は、注意障害が残存し、日常生活でも集中した作業継続が難しく、ミスも多く復職は困難な状態である。金銭管理や買い物等の家事、社会的手続きは親に任せっきりである。運転適性検査には二回も不合格である。ようでした。障害年金受給の可能性があることを伝え、支援することを約束し、すぐに申請するべきだとすすめました。

受任してから申請までにやったこと

①初診日証明の取得

約2年前の初診時の県外の医療機関に受診状況等証明書を書いて頂き、無事に初診日を証明することができました。

②診断書作成サポート

ご本人診察時に同行し、主治医に本人の苦しさを伝え、障害年金受給の可能性が非常に高いことを説明し、診断書を作成して頂くように依頼しました。苦労した甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載していただくことができました。

③申立書の作成

発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけて、丁寧に伺いました。そして、ヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。

結果

認定等級:障害厚生年金3級 受給額:年額約58万円

ご家族の協力を得て、誠心誠意努力した結果、無事に障害厚生年金3級を認定され、年額約58万円を受給することができました。

【事例6】
障害者雇用で就労中。副腎白質ジストロフィーで障害基礎年金2級の5年分の遡及が認められたケース

相談の電話を頂いた時の状況

ご相談のお電話を頂いたのは30代半ばの男性のお母様からでした。話を聴いてみると生後間もなく副腎白質ジストロフィーを発症し、療育手帳Bをもらっていて、障害者雇用で就労できているとの事でした。
病院に置かせてもらっていたパンフレットで当センターを知り、「息子でも障害年金をもらえるのではないでしょうか」とのご連絡でした。

当センターによる見解

重度の知的障害と認知症。高次脳機能障害や学習障害もある。服薬はなかったが、年に1回くらい通院し、MRI、血液、心電図、超音波、筋電図等の検査を受けている。1、2年に1回、国立精神・神経医療研究センターにも行き、心理、聴覚・視覚電気生理、体性感覚誘発電位、末梢神経伝導速度検査等を受けている。日常生活状況は、季節に合わせた服装選びができない。他人と接するのが苦手なので、普段は外出していない。自分の部屋の掃除もできず、母に任せっきりである。という状態だったので、受給の可能性が非常に高いと判断し、すぐに申請するべきだとすすめ、支援の約束をしました。

受任してから申請までにやったこと

①初診日証明の取得

初診時に受診した病院には残念ながらカルテが残ってなくて、受診状況等証明書を書いて頂けませんでしたが、当時請求した簡易保険の入院証明書が残っていたので、無事初診日を証明することができました。

②診断書作成サポート

発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけて、丁寧に伺いました。医師に本人の苦しさが伝わるように、ヒアリングした内容をレポートにまとめ、医師に参考資料として渡しました。診断書は障害認定日当時の病院に1枚、現在の病院に1枚作成して頂きました。苦労した甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載して頂くことができました。

③申立書の作成

ご本人やご両親からしっかりヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。

結果

認定等級:障害基礎年金2級 受給額:年額約79万円

ご両親のご協力を得て、誠心誠意努力した結果、無事に障害基礎年金2級の認定を受け、年額約79万円を受給することができました。
また、初回振込日に障害認定日からの遡りで5年分の約428万円が振り込まれました。