視覚障害・聴覚障害の事例紹介
視覚障害・聴覚障害
- 【事例1】
- 自分で申請してダメだったが、当センターのサポートで両黄斑ジストロフィーで障害基礎年金2級を受給できたケース
相談の電話を頂いた時の状況
最初、ご相談のお電話を頂いたのは40代後半の男性からでした。話を聴いてみると、目の障害で身体障害者手帳3級をもらっていて2年位前に自分で障害年金を申請したが、残念ながら受給できなかった。
諦めきらない所インターネットで当センターを知り、サポートしてほしいとのご連絡でした。
当センターによる見解
仕事は何とかしていますが、黄斑変性症による中心暗点が認められ、著明な中心視力低下が認められる。視力は右0.03、左0.04。白内障の所見もあり。読み書き含め日常動作は大きく制限されている。医師からは「労働に関して安全上の観点から制限が必要である。緩やかな視力低下が継続する。症状が改善する見込みは低い。」と言われている。ということでしたので、受給できる可能性がある。すぐに申請するべきだとすすめました。
結果
認定等級:障害基礎年金2級 | 受給額:年額約78万円 |
誠心誠意努力した結果、無事に障害基礎年金2級の認定を受け、年額約78万円を受給することができました。
- 【事例2】
- 初診時のカルテはなかったが、網膜色素変性症で障害厚生年金2級を受給できたケース
相談の電話を頂いた時の状況
最初、ご相談のお電話を頂いたのは50代前半の男性からでした。話を聴いてみると、視野がかなり狭くなっていて、お仕事を続けることが厳しくなってきているとのことでした。障害年金が受けられるのなら、退職したいとお考えで、身体障害者手帳は2級をお持ちでした。
インターネットで当センターを知り、ご連絡頂いたようでした。
当センターによる見解
「視野は中心から10度以内であることは確か」とおっしゃるので、ゴールドマン視野計での計測を再度受けることをお勧めしました。計測の結果すでに5度以内に症状が進んでいたので、障害年金2級相当であり、障害厚生年金2級の受給可能なことはほぼ間違いないと判断できました。医師から自動車の運転は禁止され、家事は家族の援助が必要であるということでしたので、すぐに申請するべきだとすすめました。
受任してから申請までにやったこと
①初診日証明の取得
12年位前の初診時の医療機関には残念ながらカルテは残っていませんでした。しかし、幸い当時の受診受付簿に初診日の記録が残っていて、その証明書を書いて頂き、無事、初診日を証明する事ができました。このように医療機関によっては、カルテが残っていなくても、受診受付簿やパソコン等に初診日の記録が残っている場合もありますので、医療機関からカルテが残っていませんと言われてもすぐに諦めず、いろいろ調べて頂き、証明して頂くようお願いしてみましょう。
②診断書作成サポート
主治医に目の障害用の診断書を作成して頂くように依頼しました。主治医は障害年金の診断書の記載に不慣れなようで、書き方や認定のポイントを丁寧に説明しました。苦労した甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載していただくことができました。
③申立書の作成
発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけ て、丁寧に伺いました。そして、ヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。
結果
認定等級:障害厚生年金2級 | 受給額:年額約179万円 |
奥様のご協力を得て誠心誠意努力した結果、無事に障害厚生年金2級の認定を受け、年額約179万円を受給することができました。
- 【事例3】
- お母様からのご依頼で緑内障による視野障害で障害基礎年金1級を受給できたケース
相談の電話を頂いた時の状況
最初、ご相談のお電話を頂いたのは20代前半の男性のお母様からでした。話を聴いてみると、先天性の緑内障による視野障害で障害者手帳は申請中。最近も眼圧不良で手術をする等お仕事を続けることが厳しくなってきているとのことでした。
山形県在住の方でしたが、インターネットで当センターを知り、サポートしてほしいとのご連絡でした。
当センターによる見解
「視野は中心から10度以内であることは確か」とおっしゃるので、ゴールドマン視野計での計測を再度受けることをお勧めしました。計測の結果すでに5度以内に症状が進んでいたので、障害基礎年金の受給可能なことはほぼ間違いないと判断できました。医師からも「労働不可、独力での日常生活も困難」との診断をうけていましたので、すぐに申請するべきだとすすめました。
結果
認定等級:障害基礎年金1級 | 受給額:年額約97万円 |
お母様のご協力を得て誠心誠意努力した結果、無事に障害基礎年金1級の認定を受け、年額約97万円を受給することができました。
- 【事例4】
- 一般雇用で就労中。身体障害者手帳はもらっていなかったが、片目失明で障害手当金を受給できたケース
相談の電話を頂いた時の状況
最初、ご相談のお電話を頂いたのは60代前半の男性からでした。話を聴いてみると、2年前に急に左目が見にくくなった。眼科を受診した所、網膜中心静脈閉塞症との診断で高血圧や加齢が原因ではないかと言われた。5回注射したが、改善しなかった。身体障害者手帳はもらっていませんでした。
自分で申請してみようと年金事務所へ相談に行ってみたが、手続きの困難さを感じていた所、インターネットで当センターを知り、「申請サポートをしてもらえますか」とのご連絡でした。
当センターによる見解
裸眼視力は右は1.0。左は0。左眼の回復の見込みはない。障害年金の認定基準には該当しないが、障害手当金(一時金)に該当する可能性が高いと判断できました。すぐに申請するべきだとすすめました。
結果
認定等級:障害手当金の認定 | 受給額:一時金約126万円 |
誠心誠意努力した結果、無事に障害手当金の認定を受け、一時金約126万円を受給することができました。
- 【事例5】
- 一般雇用で就労中。右網膜中心動脈閉鎖症で障害手当金を受給できたケース
相談の電話を頂いた時の状況
最初、ご相談のお電話を頂いたのは30代後半の男性からでした。話を聴いてみると、2年ほど前に急に右眼の視力が低下し、眼科を受診した所、右眼底に網膜出血等の異常があり、右視野に欠損も認められた。精密検査で右網膜中心動脈閉鎖症と診断され、身体障害者手帳はもらっていませんでした。
主治医からは障害年金は無理かもと言われていましたが、諦めきらずインターネットで当センターを知り、「私でも障害年金をもらえますか」とのご連絡でした。
当センターによる見解
視力は右は手動弁で矯正も不能。左は裸眼で0.4、矯正で1.4。障害年金の認定基準には該当しないが、障害手当金(一時金)に該当する可能性が高いと判断できました。すぐに申請するべきだとすすめました。
結果
認定等級:障害手当金の認定 | 受給額:一時金約117万円 |
治療の効果がなく受診していなかったので、改めて受診し診断書を作成してもらい、無事に障害手当金の認定を受け、一時金約117万円を受給することができました。
- 【事例6】
- 14年間の社会的治癒が認められ両感音難聴で障害厚生年金3級を受給できたケース
相談の電話を頂いた時の状況
最初、ご相談のお電話を頂いたのは30代半ばの山形県在住の男性からでした。話を聴いてみると、10歳頃に内耳性難聴と診断されたが、日常生活にあまり支障なく過ごされていたので、受診していなかった。14年ほど経過した就職後に耳の聞こえが悪くなり、耳鼻科を受診した所、両感音難聴と診断されたとのことでした。身体障害者手帳は6級をお持ちで、インターネットで当センターを知り、ご連絡頂いたようでした。
当センターによる見解
「身体障害者手帳取得時の聴力は右72dB、左78dBだった」とおっしゃるので、聴力検査を再度受けることをお勧めしました。計測の結果は右70dB、左76dBでしたので、障害年金3級相当であり、障害厚生年金3級の受給可能なことはほぼ間違いないと判断できました。すぐに申請するべきだとすすめました。
受任してから申請までにやったこと
①初診日証明の取得
10歳の医療機関には残念ながらカルテは残っていませんでした。しかし、幸い当時の健康診断の記録が残っていて、内耳性難聴であったことを証明する事ができました。就職後に受診した耳鼻科から受診状況等証明書を書いて頂き、その日を初診日として認めてもらえました。
②診断書作成サポート
主治医に耳の障害用の診断書を作成して頂くように依頼しました。主治医は障害年金の診断書の記載に不慣れなようで、書き方や認定のポイントを丁寧に説明しました。苦労した甲斐があって、診断書に障害の状況を詳細に記載していただくことができました。
③申立書の作成
発病してから現在に至るまでの日々の苦しさや困難さを、ひとつひとつ時間をかけ て、丁寧に伺いました。そして、ヒアリングした内容をもとに「病歴・就労状況等申立書」を詳細に作成しました。
結果
認定等級:障害厚生年金3級 | 受給額:年額約58万円 |
誠心誠意努力した結果、無事に障害厚生年金3級の認定を受け、年額約58万円を受給することができました。